少子化・高齢化

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私はチャーリーゴードンではないが彼の気持ちはわかる。

チャーリーゴードンとはダニエル・キイスの小説「アルジャノーンに花束を」の主人公である。脳外科手術で精神薄弱者から天才になり一転して手術の副作用で再び精神薄弱者にもどっていってしまう物語です。山下智久主演でテレビドラマ化されました。まごころを君にというタイトルで映画としても公開されました。主演のクリフ・ローバトソンがアカデミー主演男優賞を受賞しています。ドラマも映画もそれなりよかったのですがこの作品は文字による文章表現が一番合っていると思いました。なぜならば経過報告書の形で小説が構成されているからです。報告書がひらがなだけの稚拙な文章から天才なっていくにつれて高度な難しい漢字交じりの文章と変化していくからです。そして副作用で元の精神薄弱者の稚拙な文章になっていってしまうのです。これは英語よりも翻訳である日本語表現が本当にあっていると思います。ひらがなだけの文章は稚拙であることを視覚的にも表現できるからです。それと小尾芙佐氏の名訳にもよるのですが。さて私はもちろん天才ではありませんが、結局チャーリーゴードンのようになっていくのではないかということです。タイトルは同じ実験の副作用で死んでしまう二十日鼠の名前である。そしてチャーリーの何もわからなくなるまえの最後のことばです。わたしもなにもわからなくなってもタイトルのような気持ちをもっていたいと思っています。               「アルジャノーンに花束を」 ダニエル・キイス著 小尾芙佐訳  早川書房刊
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いただきます!の意味について

 食事の前に「いただきます」と言うがその意味は他の生き物の命をいただくから、その感謝の気持ちを込めてと言われるが、もう一つあると思います。それは自分の命もいただいていると言う意味です。そのことによって私たちも生きることができるからです。すな...
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大谷翔平のホームラン王多くの人が称賛!

私が大リーグを知ったのは少年漫画誌からだった。当時は今のようにあふれるような情報を伝えてくれるメディアはなかったから漫画誌が巻頭で特集を組んでくれていろいろな情報をつたえてくれた。SF、宇宙、映画、恐竜、スポーツ等少年が興味を持つもの多岐に...
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同性化教育

先日、NHKニュースで、ジェンダー教育について一部のアメリカの親たちが子供たちを女の子とか男の子とか性別を区別しないで自由に育てる旨のことを語っていました。それは、ある年齢がきたら女性か男性か等を本人たち選択させるというものです。これが進歩...
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本論(少子化問題)

私は30年前、某省庁の国会担当でした。業務は、国会内の情報、国会議員の質問を事前に把握することです。国会内にある政府側の詰め所を政府委員室と呼び上記業務のための拠点でした。日本の議会制度、日本の民主主義を語るとき、私の目からみたそれは奇妙なものであり、そこでの体験は貴重なものです。国家公務員でしたから守秘義務がありますが、抵触しない程度に実際の国会活動についてその奇妙さを今年から選挙権を行使できるようになった18歳以上のあなたに伝えたいのです。(30年前と大きく国会等に変更があったことを言うと政府委員制度がなくなりました。国会の委員会に行政府側の委員がいるということ自体おかしなことだったのです。委員はあたり前ですが国会議員だけのはずです行政府側が出席するなら参考人としてです(アメリカはずっとそうでした連邦議会に行政長官が出席する場合は参考人としてしか出席できません)事実現在は政府参考人としてかつての政府委員は出席してます。奇妙さが1つなくなりました。また、公設秘書に政策秘書1名が増えました。政府委員室は政府控室と変更されました。) 本題①:日本の危機 〇安倍首相が盛んに言っていますが、日本の危機即ち一番の国難は少子化であると。でも国会の議論では、さっぱりこの話は議論されません。今の状態を初期状態として2100年の人口を考えたとき、今の1億2600万人から6000万人(資料によっては3000万人と言うのもあります)を切ってしまうそうです。今、おぎゃ-と生まれた赤ちゃんが82歳になったとき日本の風景は大きく変わっているでしょう。(もしかしたら日本という国家は存在しないかもしれません)と同時に日本は、経済的、政治的にも相当弱体化していることでしょう。大数の法則により、相当思い切った改革を行わない限り、小賢しい選択をしても実現してしまうでしょう。残念ながら、我々の年代では、残りの人生がもう少ないため、歯止めをかけるための力がありません。改革できるのはあなたの世代です。歯止めをかけることができなかったとしても再生の種の蒔けるのはあなたです。失敗すれば日本、日本人は、この世界から確実に消失します。 本題②日本の政治体制を何かと聞けばこれが意外とむずかしい。(日本の政治体制を一刻も早く変える)憲法で国民主権を謳っているので民主制であるのはまちがいないですが、天皇陛下がおられるので君主制の要素ももっているので、民主制、君主制並列制というところですか?(でも天皇陛下は国家元首ではなく国民の象徴ということなので整合がとれてませんね)ここでは、日本国憲法、世界で初めての近代成文憲法であるアメリカ合衆国憲法をもったアメリカ合衆国、議会制度の歴史が始まったイギリス(イギリスは明文化した憲法がなく不文憲法の国です。マグナカルタ、権利の章典等が,そのまま憲法です。これで国家を運営しているというのですから、イギリスの官僚は相当優秀ですね)と比較からもし日本国憲法に違和感を感じたらそれを自ら突き詰めてみてください。(宗教法についてここで一言。啓典宗教であるイスラム教ですが、コーラン(第一法源)、スンナ(第二法源)と解釈する法源がたくさんあるのですが、もしこれらに適用できるものがなければどうするのか、実は福音書(キリスト教の啓典)、トーラ(モーセ五書・ユダヤ教の啓典)を適用するのです。イスラム教は唯一絶対神をたてユダヤ教から派生し、キリスト教(キリスト教は四神教(三位一体+聖母マリア)かもしれない。)とは親戚関係にあります。実にイスラム教は、寛容な宗教なのです。でも現実世界では紛争・テロイズムの根源として認識されています。これは、相当おかしいですね。なにか変な力働いているいるとしか思えません。  なぜ、突然もっとも宗教らしい宗教であるイスラム教の宗教法をだしたかというと政治と宗教は世界ではきっても切れない関係にあるからです。 初等・中等教育に道徳の科目が履修されるということですが、私は、この道徳という言葉があまり好きではありません。(もちろん道徳は人間にとって普遍的なことをいっているのですが、これが守られたことがありますか?例えばいつも良いことしたいと考えてる人がいたとします。そんなこといちいち考えていたら疲れますね。だから、もう良い人になってしまえばいいのです。良い人の行為は当然よい行為ですね。わざわざ守れない命令はうけたくありません。)欺瞞的な人に言われると心が曇りますね。戦前は修身という道徳に相当する科目がありました。これはいますぐ立派な人間になれということではなく 一生の進むべき、めざすべき目的・方向性を表していて好きなことばです。あと、倫理ということばがありますが、これはその宗教、組織で求めれられる行動様式のことで道徳とはちょっと違います。 もっとも宗教らしい宗教であるイスラム教(なぜならムスリムはイスラム教徒であることを隠せないからです1日5回メッカの方向に向かって礼拝しなければいけないからです。イスラム教徒であることはバレバレですね。それに対してキリスト教徒は信仰だけあればよいという考え方ですから外見からはわかりません。)は人間を縛りますが、森羅万象は神の意志なので人間はその意味では、のほほんとしていられます。この対極にあるのが、日本人で日本人の宗教観は自然崇拝だと思います。完全なアニミズムではなくその考え方は古事記に載っています。古事記は紀伝体で書かれた日本人に向かって書かれた一部神話の歴史書であり、日本人の根本的な書物です。自然は即ち神様で人間も自然の一部だから当然神様です。死んでも神様です(死ねば黄泉の国ではないのかという人もいるとは思いますが、黄泉の国も神様の国です。いきたくないですけど。ここから必死に逃げたイザナギがアマテラス、ツクヨミ、スサノオを生んでいるいるのですから、死んだら天津国、神々のいる高天原に再生するとというふうに私は思っています。そこでは神々は微笑んでいらっしゃると思います。残念ながら論理的に説明はできませんが感性でそう思っています。最近、私は無神論者ですと簡単にいう人が増えていますが、無神論者であること主張することは、神の不存在を証明しなければならないので、おいそれとはいえないことです。だいじょうぶですか? そうそう、もう一つ日本に多大な影響を与えたインド教の一つ仏教についてふれておきましょう。私は仏教を西洋的な意味で宗教とは、思っていません。それは修道法(一種の訓練法)であると思っています。理論物理学から脳科学を研究している茂木健一郎先生の書いたマインドフルネスの本の元は仏教の訓練方法です。お釈迦様は偉大なヨーギン(ヨーガ行者)でありパタンジャリのヨーガ・スートラに多大の影響を与えています。女性にプチヨーガ、美容ヨーガが流行っていますが、淵源の一部はまちがいなくお釈迦様です。お釈迦様の異母弟ナンダは大変なイケメンでしたからお釈迦様自体も大変ハンサムだったはずですし、王子様だったのに日本ではそういう意味では人気がありませんね。わたしが訪れた上座仏教の国スリランカではお釈迦様は信仰、尊敬の対象であることが本当に切々と感じられました。日本の大乗仏教(マハヤーナ大きな乗り物という意味です)密教(ヴァジラヤーナ金剛乗ダイヤモンドの乗り物と言う意味です。なんとか真理教が悪用しました)については省略します。 ⓷再生への道 政治体制を変えたほうがいいのか  日本の政治を考えた場合アメリカ合衆国の政治との比較は大変意味があります。(アメリカはジョン・ロックの思想を体現した国家です。そのため個人が労働によって所有することになった財産の権利を徹底して保護します。日本国憲法第13条に幸福を追求する権利とありますが、これは財産権のことです。アメリカ独立宣言からもってきています。日本国憲法第9条もケロッグ・ブリアン不戦協定から影響を受けています。これを徹底するとどうなるか富の再分配機能は損なわれ貧富の格差が生まれるのです。ピケティ教授が可能かぎり過去の租税の実態を調べたところ富裕層には減税になっており、中間層には増税になっていたという驚くべき実態がわかったのです。 この20年のkeywordとして国連中心主義、グロバリーゼーションと流行しましたが、国連とは加盟国が自国の国益を主張しあうところでなんら正統性のあることをやっているわけではないことがわかってきました。グロバリーゼーションも中堅国家のGDPより稼ぐグローバル大企業があらわれ強い影響力をもって自国だけではなく全世界から強欲に利益追求したため世界的に格差を生み出す元凶になっています。、このことは日本にも影響を与えました。大規模店舗がすぐ出店できるようになり、商店街がシャッター通りになってしまいました。(あなたが地方の中小都市に住んでいるならこのことをまざまざと目撃したことでしょう。地方再生が叫ばれていますが手を嫌ったものばかりでイノベーションと呼ぶには遠く感じます。一度失ったものの復活は難しいと思います。)当然これも少子化に関係している話です。例えば地方に人口規模3万の都市があったしましょう。規模は大きくなくとも毎日、日用品、生鮮食料品を届けてくれる商店街もあり人々は満足に生活していたとします。そこに突然巨大なウォルマート(アメリカの大手大規模小売店グループ)の店舗ができます。当然商品の値段が安いので消費者はそちらにいきます。するとその町の商店街は閉店に追い込まれます。うまく回っていた雇用も狂いだします。(日本のスーパの名前を出すのはまずいのでウォルマートにしました。日米でタイムラグはありますが同じことが起こっています)女性の社会進出について問題提起の話がありました。中間層の家庭モデル、夫、妻、子供2人の中間層のモデルが壊れていると言うものです。これは、もちろん女性が社会進出して重要な職責を担うことは誰も反対しないでしょうが、モデルが壊れているのはそこではなく、夫が妻(主婦)子供2人を扶養する収入を稼ぐことができなくなっていることが問題とその人は主張していました。これ日本の話と思った人もいるでしょうが、これは、アメリカ合衆国の元労働長官の最近の発言です。(日米とも問題はほぼ同じですね) さて、日本の民主主義とアメリカ合衆国のそれとは、どちらが、民主的と思いますか?アメリカ連邦議会の場合は、政策の基本となる法律案は議員が、提出成立させますが(行政の長の大統領は議会に対してこういう法律、予算を作ってくださいとお願いする形です。意にそぐわないことを議会が行えば拒否権、大統領令を行使します)日本の場合は、内閣が法律案・予算案等を国会に附託して国会議員が審査して法律・予算を成立させています。よって政策立案をしているのは内閣を構成する各省です。だから首相をはじめとする各大臣は国会に出席ばかりしているのです。これでは、本来の重要な行政長官としての大臣の業務ができませんね。出席しなければ国会軽視と攻撃されます。また、国会の採決は、政党が党議拘束をかけるため、事前に可決か否決がわかってしまうのもおかしいと思います。国会議員はなにがしかの政党に属していても1人の議員として自由なはずです。自分の判断で投票すべきです。アメリカ連邦議員は例えば政府債務の限度額を決めるときの与党提出の法律案であっても一部与党議員は、反対しますし、(これ日本だったら党の処分があります)。野党議員が賛成することもあるので採決の行方がわかりません。本当にはらはらどきどきです。当然国民の関心もむきます。一般的にいってどちらが民主的かというとアメリカ合衆国に軍配があがりますよね。だって法令等は議員が作るものだからです。 しかし、アメリカの民主主義は、大きく変貌しています。民主主義の民主に妥当する人達とは、どういう人達をいっているのか? 実は、かつてのアメリカ人の大多数の中間層の人たちでは、なくなってきているのです。法律を作るためにはロビイストになって連邦議員に圧力をかける必要があります。その金は何億ドルも必要で一般の人々にはもはや無理な金額です。妥当する人々とはグローバル企業、最近ではオバマケアの民間医療保険企業等の強欲資本主義者の人達のことです。人々の声は連邦議会には届かなくなってきているのです。 そこで、これを是正するために現れたのがトランプ大統領と主張する人がいますが、私も同感です。それまでの複合体企業とつながっていた大統領とは違うのです。アメリカは判事も選挙で選ばれるので日本よりはるかに民主主義であるはずがいつのまにか人々に牙をむくシステムに変貌していたのですね。 日本は絶対こうなっては、いけません。 民主主義はもともと固定したものではありません。それは、日々変化していくものです。それは多数決でもありません。ヨーロッパ・イスラムではアテネの賢人ソクラテスを殺した概念として良いイメージの概念ではありませんでした。人権は英語で書くとhuman rightsと複数形ですね。 リベラルに考えると無数にあることがわかります。一番最先端を行っているのは同性婚ですか?この権利を認める国、地域が増えていますね。気になるのはこの人々の声がやたら大きいことです。私には(私は普通の哺乳類のオスなので)わからない世界です。静に楽しく生活してください。どうぞ御自由に。さて、話を少子化もどしますが、もし、仮にこれから1人の赤ん坊も生まれないとしたら人間の価値観-未来、理想等の意味がなくなります。これは、極端ですが、少子化を防ぐためにもしかしたらコーランの多妻制度(これは正統性があってジハードにより多くの男が死んだため大量の寡婦が生じたため)ににた制度が導入されるかもしれないし(これ極論です)、オルダス、ハックスリーのすばらしい新世界のように試験管ベービーによる人口増を図るかもしれない。(アンチ・ユートピア小説です。ちょっとアイロニックでした)(・女性の偉大さにお釈迦様もイエスも女性しか生めないということばがありますが、今の時代女性はキャリアを求める人が多くなってきているということです。そのため、出産・育児は大きなハンデになります。そのため女性の皆さんは、晩婚化しているのでしょうか?このハンデを埋めるためには、強力な政府の援助、パートナーの協力がある社会にしなければなりません。(実際エンゼルプラン等実施しています。フランスは婚姻以外の関係を認めているパックス法があるので婚外子もたくさんいます。)私は求めても、求めても子供は得られませんでした。今、42万人の方が高額な不妊治療をしているということですが、政府が私のように日本の将来を危惧しているのであれば医療費はただちに無償化していただきたいと思います。 さて、18歳になられるかなられた皆さん、先日、東野圭吾原作のラプラスの魔女を見たのですが、これ間違いですね。 東野圭吾は技術者でしたから物理にくわしいはずなのに。ラプラスの魔女(主人公が女性だったのでそうなっているが本当は悪魔)とは、森羅万象は物理法則によっているのでどんなに複雑でも初期条件さえわかれば明日の午前7時に起こることは、決まっているという考え方です. 別のことばでいえば、運命論、決定論ですね。ところが、量子力学の登場によって光や電子等の素粒子は、波動状態(確率でしか表現できない量子状態)にあり、観測によって位置が決まり粒子状態になるということがわかってきました。また、素粒子は位置がわかると運動量がわからず、運動量がわからると位置がわからないということでだそうです。つまり初期条件が確定できないということです。これを簡単なことばでいうと未来はなにも決まっていないということです。(ニールス・ボーア、シュレジンガー、ハイゼンベルクの3人の理論物理学者によって証明されました。) そう未来を決めるのは、18歳の君(一生けん命勉強してね)聡明さにかかっています。この国難である少子化を防いでださい。(フランクフルト派的行動はいけないですよ)国会の中央広間には、議会政治の基礎を作るために功労のあった板垣退助、大隈重信、伊藤博文の銅像があります。これは、昭和13年(1938年)に大日本帝国憲法発布50年を記念して作られました。四隅におかれています。一つ空いていますよね。それは、今後の日本の危機を救うであろう偉大な政治家のためにあけてあるのです。それは君かもしれません。ことわざに、周囲に優れた人物がいなければ、あなたがならなければならない。というのがあります。今後の活躍祈ります。                  了  追伸 本1冊の内容をろくに説明しないで書いてしまいましたが(まだ、やめたばかりなので書きずらいし、細かく説明すると本1冊にはなってしまうからです。2、3年後生きていたら今度は細部に挑戦してみたいと思います)、また、それぞれ、私の観点とは違うでしょうが、関連の本がたくさんあるのでそちらを参考にしてください。  注)以上は数年前投稿したものをまとめたものです。
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衰退は既に始まっている。再生の基礎を作ろう。ー 私が過去読んだ衰退、滅亡、再生の小説ー    私が中学生のときに読んだ銀河帝国の興亡全3巻アイザック・アシモフ著、東京創元社刊(現在、早川書房からファンデーションシリーズとして出版されています...